皆様、ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?私は登山に行ってきました。約1700m程度の山の日帰り登山で、登山自体はお手軽なものだったのですが、道中、「山登りと資産運用には似ているところがあるなあ…」と思ったので、少し文章にしてみようと思います。
目次
資産運用と山登りの共通点
実際にやってみないとわからない
山登りは、実際に山に行ってみなければ、その良さ、怖さ、しんどさ等、心の底からは実感できないでしょう。
資産形成も似たようなところがあると思います。実際にやってみなければ、どれだけ言葉や数字で説明されたとしても、心に響かないのではないでしょうか。
証券口座開設自体は、(若干手間ではありますが…、)無リスク、無料でできるので、資産形成もはじめの一歩として「証券口座の開設をする」、「投資の本やブログをじっくり読んでみる」といったことにゴールデンウィークの時間で取り組まれてみてはいかがでしょうか。(おすすめの投資本はこちら)
一歩一歩、着実に歩みを進めることが大事
一般的な山に登るには、特別な技術や、すごい体力は必要ありません。どちらかというと、歩みを止めず、着実に歩み続けることが必要です。一歩一歩は0.6~0.9[m]くらいの小さな歩幅ですが、歩みを止めずに淡々と数時間歩き続けることで、1700[m]の頂上に立つことができるのです。
これは資産形成における、積立投資の重要性と非常に近いものがあると感じました。1日約1100円の積立投資(≒積立NISAの限度額:年間40万円)が利回り6%で複利運用されると、20年後には元本800万円、想定運用評価額(税引き後)約1383万円となります。
5~6%運用は、昨今、「楽天VTI」や「iFree S&P 500」等の魅力的な投資信託が新設され、自動積立ならば、手間をかけずに実現できる可能性が高いのではないか…と思われるので、手法的な難しさはなくなったといっても過言ではありません。よくも悪くも、後は、いかに継続的に続けることができるか…にかかっている時代となりました。
自分自身も登山のように、一歩一歩、歩みを着実に進めていくような資産形成をこころがけたいものです。
リスクはあるが、素晴らしい体験に出会える
山登りにはリスクがあります。まず、山登り自体がそもそもしんどい運動です。そして、怪我のリスクもそれなりにあります。道に迷って遭難してしまうリスクもあります。熱中症や脱水症状等のリスクもあるかもしれません。極端なことを言えば、山によっては、命の危険すらあるでしょう。
しかし、それらのリスクと適切に付き合いながら登山することで、(そこそこ安全な状況の中で、)数々の素晴らしい体験を得ることができます。素晴らしい風景、頬をなでる爽やかな山風、下山後の達成感等といったものです。言葉で説明すると魅力があまり伝わらないように感じますが、登山をやっていて本当に良かったと思える良い体験です。
資産運用の世界も同じではないでしょうか。元本割れのリスクと一言で言えるかもしれませんが、景気の悪化や、国際情勢の変化、各国の成長性の変化等、様々な要因により、リスク資産の評価額は日々大きく変動します。これらは明白なリスクです。しかし、長期的に(20年以上)、適切な方法で(着実に積立を継続した複利運用で)、適切な投資対象へ(アメリカ株式市場や全世界の株式市場といった幅広く分散された投資信託やETFに)投資することで、長期的に見ればかなり堅実で有効な資産運用が可能であることが、広く世間に知られるようになってきています。
準備が整っていれば、誰でもできる
山登りはハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、装備や知識等の最低限の準備が整っていれば、誰でもできる、非常に裾野の広いスポーツ、レクリエーションです。
資産運用も似た部分があると感じています。投資信託の自動積立なら、最初に設定さえすませてしまえば、後は完全にほったらかしでも問題ありません。ただし、口座開設や投資方針の検討等の準備はしっかり行う必要があります。ここの部分の敷居が、近年のインターネットの発展や、金融庁の政策(積立NISA制度の創設や、その枠組みに影響を受けた良い投資信託の新設等)によって、劇的に下がってきているのは、非常に良いことです。
特別なことは必要なく、アメリカ株式市場や全世界株式市場に幅広く分散投資できる、「楽天VTI」や「iFree S&P 500」等の投資信託を積立NISAで自動積立するところから始めてみるのが良いでしょう。その際に、「資産運用に対する基礎的な考え方をブログや本から少しだけ学んでおく」というのが、資産運用の世界で有効な「下準備」と言えると思います。
そんなに難しくないし、怖くないので、少し調べてはじめてみましょう
山登りも、資産運用も、「そんなに難しくないし、怖くないので、少し調べてはじめてみましょう!」というのが今日の記事の結論でした。じっくり、淡々と、資産運用にこれからも取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いしますm(__)m
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