働き方改革「高プロ」について思うこと

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働き方改革関連法案の中の「高プロ」の情報が気になっています。

否定的な側面から捉えた記事と、肯定的な側面から捉えた記事の2記事を以下に引用させて頂き、自身の所感と、サラリーマン自身がどのように今後考え生きていくべきかを少し考えてみました。

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制度概要

制度概要は以下記事を引用させて頂きます。

所感

まさに定額働かせホーダイプラン…

まず、そもそも、制度の根幹がこのように感じられます。きっとこのように感じるのは、私自身が、実質的にさほど裁量が無い業務を実行している研究開発職だからだと思います。

研究開発職は、自身の業務に裁量がある職種の一例として挙げられていました。しかし、成果も測りにくく、適正な納期設定もしにくい業務が多いと思います。ここを自身や管理職とともにうまくコントロールできるのが「高プロ」のはずだという意見はごもっともですが、現実的に自身がこれをできているとは全く思えません。皆様はいかがでしょうか。

もし、今この瞬間、自身にこの制度が適用されたら、きっと「定額働かされホーダイ」状態になってしまうのでは…という不安があります。

年収や職種の要件の縛りについて

現時点では、1075万円以上の年収という要件に自分自身が当てはまらないので、私にとっては関係無いと感じています。

しかし、調べていくと、自身の年収や職種の条件でも、会社側が恣意的に「高プロ」の枠組みに私自身を当てはめることも可能であるように見受けられました。

ここは、結構怖いところだと思います。最悪、適用条件は、なし崩し的に広げられていくと覚悟しておいたほうが良いのかもしれません。

会社側とサラリーマンの間の力関係について

日本の一般的な会社とサラリーマンの関係では、サラリーマンが会社や上司からの業務命令を明確に拒絶するのはかなり難しいでしょう。このような文化的背景化で、真の裁量労働が実現可能とはあまり思えません。

冒頭で引用させて頂いた記事で、同種の法案が導入されているフランスの事例が紹介されていました。各個人のワークライフバランスや権利に、強いこだわりを持つフランスでも、労働時間の長時間化の傾向が(、わずかとはいえ、)見られるというのには驚きました。日本だとどうなるか…。正直、あまり良い未来があるとは思えないのですが…

日本のサラリーマンはどうすべきか?

どうすべきかは、人それぞれ最適解があるでしょう。以下は私の所感です。皆様はいかがお考えですか?

NOと言える日本人になりたい

一概に言えませんが、日本人は、様々なものに「NO!」という声を挙げるのが苦手だと思います。しかし、今回の制度について知れば知るほど、「NO!」と言うべきときに、明確に「NO!」と言えなければならないと感じました。

「できない業務はできないとはっきり言う。」「定時にスパッと帰る。」「有給休暇をしっかり取る。」といった、ある意味当たり前の「NO!」をきっちり主張できるようにならねばならないと、改めて感じました。

現在所属している会社への依存度を下げる

「NO!」の声を上げたときに、組織の中に居づらくなってしまうことは、残念ながらきっと起こるでしょう。会社への依存が大きい(=給与収入しかない&その会社でしか活かせないスキルしか持っていない)と、このようなときに、追い詰められてしまうでしょう。

結果として、「NO!」というべきときに「NO!」と言えず、徹底的に追い詰められてしまい、不幸な人生を送りかねないと感じます。そのような事態を避けるためには以下のことを意識する必要があると思っています。

副業や投資による副収入を持つ

特定の会社に縛られる大きな理由として、金銭的な問題はやはり大きいでしょう。もし、何らかの副収入が得られている場合は、人生の選択肢が大きく増えると思います。弊ブログもこういった取り組みの一環として、実践しています。

自身のスキルや人脈を磨いておく

仕事の選択肢を広げておくことは以前にもまして非常に重要になってきたと思います。自身も、弊ブログを通じて、自身の業務とは異なる面でのスキルを実践的に学ぼうと意識しています。(役に立つものになっているかどうかはなんとも言えませんが…)

生活防衛資金の確保

いざ、会社をやめたり、転職したりする際等には、大きな出費が発生したり、無収入の期間が発生する可能性があるでしょう。自身は、生活費15万円/月 X 3ヶ月分の生活防衛資金枠を設定していたのですが、今回の「高プロ」案件を受けて、生活防衛資金の増枠を考え始めています。まずは、生活費15万円/月 X 6ヶ月分の生活防衛資金枠の確保を考えようと思います。

自衛意識が必要

社会全体での、互助的な文化や仕組みが、近い将来どんどんなくなっていく&機能しなくなっていくのではないか…という悲観的な気持ちが自分の中で生まれはじめています。

自分自身の人生のお金や働き方について、各自がしっかり自分自身で考え、適切な対策を取っておくことが重要の世の中になりつつある。そう感じる「高プロ」案件でした。

こんな記事も書いています。

本記事でも書いた「NO!」と言える力と通ずるものとして、「何かを捨てる」ということがあると思います。日本人はどちらも苦手な傾向があったと思いますが、今後の日本社会を生き抜くには、適度に双方の力を身につけ、必要に応じて駆使していくことが求められているのかもしれません。

何かを捨てるということ
日本社会は、文化的に「捨てる」ということが得意ではないのかな…と思っています。何を隠そう、自分自身も「捨てる」ことが非常に苦手でしたし、今で...

本記事ほど悲観的にならなくても…というご意見もあるかもしれません。しかし、強者と弱者の明確な力関係があるところでは、必ずしも良心的ではない事態が起こってしまうのだな…ということを、以下の会社型確定拠出年金の事例から感じたこともあり、一定の警戒感は必要だと思います。

劣悪な会社型確定拠出年金に対しての憤り
幣ブログでは、資産形成のために確定拠出年金の有効活用をオススメしています。確定拠出年金には、会社型と個人型の二種類があります。 個人型...

日本社会は、良くも悪くも、自身の頑張りがほどほどに報われる社会だったと思います。ただし、今後は、良くも悪くも、成果次第で大きく評価が別れる、厳しい社会になっていくのでしょうか。今の時代の豊かさをいかにして将来の厳しい社会に残せるか。私は、アメリカ株式市場や全世界株式市場への分散投資が有効だと信じています。

日本の会社で働き、米国株式市場に投資することの意味
投資による資産形成の重要性が叫ばれる昨今ですが、いざ投資を始めるにあたって、多くの投資家の方々が、まず、日本の会社に投資してみるのではないで...