新社会人に贈りたいマネープランその2 生活予算管理の重要性

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3月も中旬になり、だいぶ春めいてきました。春といえば新生活スタートの季節。来月の4月には、社会人としての一歩を踏み出すことになっており、期待と不安に胸を膨らませている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そういった新社会人の方々に向けて、これまでの人生で、だれも本音で教えてくれなかった「お金に関する実践的な知識」をお伝えできると嬉しいな…と思い、この記事を書きました。今回は第二弾として、生活予算管理の重要性をお伝えしたいと思います。

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生活予算管理の重要性

自分の欲求と必要経費とを混同するべからず

私たちがそれぞれ必要経費と呼んでいるものは、自分で気をつけていない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなってしまうものなのです。

必要な経費と自分自身の欲求とを混同してはいけないのです。

参考書籍:バビロンの大富豪 (書籍紹介記事はこちら)

当たり前ではあるものの、心にグサッとくる言葉なのではないでしょうか。将来、若いころに比べて手取りの給料は増えたはずなのに、貯蓄にまわせる金額はさほど増えていないという状況にならないよう、心に刻むべき考え方です。

とはいえ、必要経費と自身の欲求の区分けは誰しも悩ましいもの。これについての方法論ですが、以下のような考え方はいかがでしょうか。一言で言うと生活予算を予め立てておくということになるでしょうか。

生活習慣をもう一度見直してみましょう。これまでは容認していた支出が、よく考えれば削減できるか、失くしてしまうことだってできることが、実に多いと分かるはずです。

(中略)

そして、金を使いたいと思うものをひとつひとつリストにするのです。その中から必要なもの、収入の九割の支出の中でまかなえるものを選ぶのです。ほかのものは消してしまいなさい。消したものは叶えられないままにしておくしかない大部分の欲求に入るもので、それをくよくよ考えても仕方のないものなのです。

参考書籍:バビロンの大富豪 (書籍紹介記事はこちら)

ざっくりとで良いので予算を立てておく

生活予算の管理でのポイントは、固定費の大きな金額のものから見直していくことです。代表的なものを以下に挙げておきます。

家賃

まず、ほぼすべての人にとってもっとも負担が大きいであろう家賃です。新社会人の場合、実家から通える状況や社員寮や家賃補助等がある場合は非常に有利だと思いますので、最大限そういった状況や制度を活用されると良いでしょう。

そういった有利さが無い場合でも、できるだけ安い条件の物件をしっかり探すことで、月々の予算の見通しがだいぶ変わってくると思います。一旦物件を決めてそこに住み始めた後も、賃貸情報に適度の関心を払いながら、家賃の安いお得な物件があれば引っ越しも辞さない態度で契約更新等の際には、家賃の値引き交渉等をされるのも良いと思います。

保険

新社会人になると、必ずといっていいほど保険の勧誘を受ける機会があるはずです。

保険は、貯蓄が不十分なサラリーマン生活の早い段階における、突発的な怪我や病気等への対応としては、極めて重要で役に立ちます。しかし、貯蓄や資産運用の観点からは、保険会社が得る手数料が不透明かつ高いものがほとんどで、あまりおすすめできません。

したがって、月々の掛け金が少額で掛け捨てのシンプルな保険への加入のみとすべきでしょう。会社が団体で募集しているような保険ではそういった良心的な保険プランがある場合が多いと思うので、自身が入るべき保険プランをある程度想定した上で、月々の掛け金をシビアに考え、不要なものは不要とはっきり意思表示することが大切です。

具体的には、医療保険、がん保険等についてはそれなりにメリットがあると感じるため、少額の掛け捨てプランなら加入する価値がなくはないと感じますが、以下で挙げる保険については、あまり意義がないと思いますので、基本的には加入しないほうが良いと思います。

  • 生命保険
    • 独身の若者が、保険で掛け金を払ってまで、死亡後に誰かに資産を残す必要性が果たしてあるのか…
  • 個人年金
    • 老後資金の貯蓄、資産運用目的だが、利回り低い(=保険会社の手数料収入が不透明&高い)ため、素直に自身で資産運用したほうが良い結果を得られる可能性が高い…
通信費

家賃、保険の次は、携帯料金等といった通信費でしょう。

携帯料金については、格安SIMにしない理由がもはや無いといっても過言ではありません。通常の携帯キャリアだとスマホである限り、どれだけプランを工夫しても、6,000〜1,0000円/月かかってしまうところを、格安SIMだと、普通に2,000円/月前後にできます。実質的に何も変わらないのに月々4,000〜8,000円の支出削減ができるのです。やらない理由はありませんね。

その他月額固定サービスの見直し

通わなくなったジムの会費、実際あまり使わなくなった見放題・聴き放題のコンテンツサービス、クラウドサービス等、家計を見直すと意外と無駄な固定費が隠れていることがあります。こういったものも新生活のタイミングできれいになくしてしまうと良いでしょう。

ラテマネーへの意識

ラテマネーとは、毎日何気なく使ってしまうお金を指します。これは、資産形成にとって、恐るべき大敵です。とはいえ、生活を豊かにしたり、日々の生活に彩りを加える消費は重要であり、すべての楽しみを切り詰める必要はありません。しかし、その消費に自身が納得した上で、後悔の無いお金の使い方をすることが大切だと思います。

このラテマネーという言葉は、アメリカで人気ナンバーワンの資産アドバイザーといわれるデヴィット・バック氏の著書「オートマチック ミリオネア」に出てくる言葉で、『毎日何気なく使ってしまうお金』のことです。

例えば、毎日400円のコーヒーを1杯買っていたとしましょう。
1週間で2,800円、1カ月で1万円以上、1年で12万円以上の出費です。
一回一回の値段は大したことのない、たとえ数百円だとしても、数ヶ月、数十年経てば大きな支出となる代表的な例です。
そのラテマネーを貯蓄に回していたら、10年・20年後には大きな資産が築けるということがこちらの著書にも書かれています。

参考記事:キナリノ あなたの「ラテマネー」って?いつのまにか無くなっているお金を節約するためのヒント7

代表的なラテマネー

コーヒーショップでの毎日のカフェ、自動販売機での毎日の飲料購入、コンビニでのお菓子の毎日の購入等が代表的なラテマネーと言えるでしょう。もちろんこれらすべてが悪いわけではありませんが、少額だからといって後で自身が納得できないお金の使い方をしないよう、常日頃から心がけておくことが大切だと思います。

家計簿アプリの効果的な活用を

上記を実践するにあたり、家計の現状把握はとても重要です。手動での家計簿管理は正直大変なため、銀行口座やクレジットカード利用状況等を自動的に把握できる家計簿アプリを活用することをおすすめします。

マネーフォワード

自分自身も利用しています。家計簿アプリの最高峰と言っても過言ではないでしょう。

最初にアカウント連携だけしておけば、銀行口座の入出金やクレジットカードの利用がすべてアプリ上に表示され、それらを最初一度だけ「食費」、「光熱費」、「家賃」等のカテゴリ分けすれば、類似のものは今後は自動的に分類してくれるという極めて使いやすい状態になっています。

このアプリを使い始めてから、自分は家計の現状をほぼ手間をかけずに把握できるようになり、ほぼ未使用なのに解約が漏れていて月額料金を無駄に払っていた固定費等をだいぶ削減できました。

基本的な利用は無料ですが、過去データをずっと残したい場合や、多くの金融機関との連携を行いたい場合は500円/月の有料となります。資産運用を開始した後は、多くの金融機関との連携が必要となる場合が多いことと、そもそも500円/月という金額に対して素晴らしい機能を感じるため、自分は有料プランをずっと使用しています。

マネーツリー

マネーフォワードとほぼ類似の機能ですが、マネーフォワードは本格的に使いたいと思った場合500円/月の有料となるのに対し、このアプリは無料です。そのぶん、できることに若干制約がある印象ですが、正直使い勝手にあまり課題は感じません。こちらのアプリもおすすめです。