新社会人に贈りたいマネープランその3 資産運用の重要性

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本日は3月最終日です。明日から社会人としての一歩を踏み出すことになっており、期待と不安に胸を膨らませている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そういった新社会人の方々に向けて、これまでの人生で、だれも本音で教えてくれなかった「お金に関する実践的な知識」をお伝えできると嬉しいな…と思い、この記事を書きました。今回は第三弾として、資産運用の重要性をお伝えしたいと思います。

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資産運用の重要性

貯めた資金は寝かさず増やすべし

人間にとって財産とは、財布の中に持っている現金ではありませんぞ。しっかりした定期的収入こそが財産なのです。財布の中に絶えず流れ込み、いつも中身をふくらませてくれる金の流れこそが財産なのです。

参考書籍:バビロンの大富豪 (書籍紹介記事はこちら)

貯めたお金を貯金するだけが本当に適切だろうか?

おそらく新社会人の皆さんにお金のアドバイスをする立場の年配の方は貯金の重要性を説く方が多いでしょう。それは、年配の方々が生きてきた時代は、金利が高く、普通に定期預金しているだけで年率6%程度の金利がついたからです。これは12年くらいで定期預金残高が何もせずとも2倍になる利率です。定期預金というリスクの無い資産運用にも関わらず、これほどのメリットを教授できる時代が日本にも確かにあったのです。

しかし、現在の日本は、空前の低金利時代が続いており、銀行口座にただ預けただけの貯金には、微々たる金利しかつきません。その利率たるや年率百分の数%(0.02%)程度です。この利率では、2倍になるのになんと3400年以上(!)かかることになります。年率6%の12年で2倍になる時代と年率0.02%の3400年以上かかっても2倍にならない時代で、同じように定期預金のみの資産運用を行うべきでしょうか?

適切な投資によりお金自身がお金を稼いでくれる良い循環が形成される

誰にでもできるシンプルな投資(インデックス投資)を行うことで、年間利回り3〜5〜7%程度の利益を上げることが可能であると考えられており、その場合、100万円預けると年間3〜5〜7万円、1千万円預けると年間30〜50〜70万円、1億円預けると年間300〜500〜700万円増えるという世界が見えてきます。

さらにこのようにして生まれた利益を機械的に再投資していくことで、資産形成のスピードをさらに加速することができます。これは複利運用と呼ばれる考え方で、若者が資産形成を考える上での鉄板となる考え方です。時間を味方につけ、若い頃からコツコツとシンプルな投資を続けることが非常に大切なのです。

一例として、貯金 vs インデックス投資の結果をごらんください。年間40万円ずつ20年間に渡って年利5%で運用していった場合の資産の推移を、利回り0の結果と比較してシミュレーションしたものです。最終的な資産が、貯金の場合約800万円に対し、インデックス投資の場合、1356万円となっており、トータル556万円の差が生まれています。

具体的にどのように投資すべきか

確定拠出年金、積立NISAから始めるのが良いと思います。どちらも、新入社員の頃から、限度額ギリギリまで積立を始めておき、ずっと続けることが大切だと思います。なお、確定拠出年金、積立NISAを始める際には、以下書評の書籍を一読して、インデックス投資を始めることをおすすめします。特に、生活防衛資金は極めて重要なので、資産運用とともに少しずつ確保していく体制を作っておきましょう。

書評:お金は寝かせて増やしなさい
インデックス投資ブログとして有名な、「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」の管理人の水瀬ケンイチさんが単独で出版された書籍ということで、非常に...
確定拠出年金について

会社型か個人型かで大きく分かれます。

会社型の場合は新入社員研修等の中で説明があると思います。選択肢が少ないかもしれませんが、インデックスファンドの中から、先進国株式:80%、新興国株式:10%、国内株式:10%の比率(全世界の時価総額比率)を設定すると良いでしょう。アメリカ株式一国集中のインデックスファンドや全世界株式対象のインデックスファンド等がもしある場合は、それ100%とするのも良いと思います。それらの選択肢すらなかったり、選択肢があったとしても手数料が割高である場合は、適切な機会を見つけて要望を出したほうが良いでしょう。

個人型の場合は、楽天証券、住信SBI証券がおすすめです。選択肢としては、全世界株式への分散投資が可能なインデックスファンドである「楽天全世界株式インデックスファンド」:100%がおすすめです。アメリカ株式一国集中の「楽天全米株式インデックスファンド」:100%も良いと思います。また、信託報酬最安を攻めるのであれば、eMAXIS SLIMシリーズの国内株式、先進国株式、新興国株式等を組み合わせるのも良いと思います。

積立NISAについて

こちらも投資対象とすべきなのは、確定拠出年金のものと同じです。ただし、こちらについては、リバランスすると短期間で利益確定してしまうことになり、税金面で少し不利になるため、リバランス不要な「楽天全世界株式インデックスファンド」:100%か「楽天全米株式インデックスファンド」:100%への投資がおすすめです。