バンガードが、全世界の債券市場に分散投資できるETFの新設を行うらしいという情報を知りました。以下に引用させて頂きます。これについて感じたことを少し記事にしてみようと思います。
目次
どんなETFが新設されるのか
BND + BNDX
一言で言うと、BND + BNDXを組み合わせたようなETFが新設されるようです。BNDは米国債券市場に分散投資できる債券ETF、BNDXは米国を除く全世界債券市場に分散投資できる債券ETFです。つまり、新設される債券ETF一本で、全世界債券市場に分散投資できるETFができるわけですね。
BNDとBNDXの比率等はどうなるんだろうか?という所は、自身も不勉強であまりよくわかっていません。債券市場の時価総額比率に応じた、インデックス運用ということになるのだろうとは思うのですが…
VTの債券バージョン
株式においては、バンガードは、1本のETFで全世界株式市場に分散投資できるVTを既に出しています。低コストで分散が効いた、これ1本で、全世界株式市場の成長の恩恵を受け取れる素晴らしいETFだと思っています。
今回の件は、債券についても、VTと同様に全世界債券市場に1本で分散投資可能なETFが新設されるということです。これは、債券をアセットアロケーションに含める設定をしている個人投資家にとっては、非常に使い易いものになるでしょう。
所感
バンガードの戦略について
昨今の株高への警戒感と金利の上昇から、債券市場への資金流入が大きな今の時期に、魅力的な債券ETFを新規投入する戦略はさすがだな…と感じました。
自身の戦略への影響
現時点では、自身のアセットアロケーションに債券を含めるつもりはありません。しかし、取らぬ狸の皮算用ではあるものの、将来、資産形成に成功できた暁には、防衛的なアセットアロケーションでの運用にしたいと思っています。その際、全世界株式ETFのVTと 全世界債券ETFといったシンプルな組み合わせでの資産運用が可能なのは、非常に魅力的だと思いました。
ティッカーが何になるのか気になる(笑)
勝手に予想してみようと思います。
BNDI
InternationalのIがつくことに?
BNDA
All WorldのAがつくことに?
さしあたって、直近の自分自身には関係ないと思う商品ですが、将来の資産形成成功後に、ありたがく使わせて頂けるよう日々一歩一歩進んでいきたいと思います。
こんな記事も書いています。
全世界の株式市場、債券市場にETFを使って分散投資する方法を考えてみた記事です。記事作成時には、BNDXを、全世界債券市場に分散投資できるETFと勘違いしていましたが、今回の件で勘違いに気づきリライトしました。失礼しましたm(__)m
バンガードETFの信託報酬値下げについてコメントした記事です。バンガードは、運用規模の拡大に伴い、信託報酬を着実に下げていってくれています。このように投資家の利益を大事にしてくれる経営姿勢には非常に好感が持てます。
バンガードは、日本では直接、自身の金融商品を販売していません。楽天バンガードファンドやセゾングローバルバランスファンド等、日本の販売会社を通じての間接的な販売となっています。しかし、最近、バンガード日本直販という噂も出ています。どうなるかとても楽しみです。