2017年度NISA口座の120万円の枠の内、約30万円分をVOOに投資しました。
VOOとは
VOOはアメリカ株式市場の代表的な指数のひとつであるS&P500に連動するよう設定された、バンガードが運用するETFです。
S&P500指数とは
ETFは何の指数に連動するものかが非常に重要です。
有名なアメリカ株式市場の指数は、日本だと「ダウ」でしょうか。こちらの名前はニュースで聞いたことがある方も多いのではないかと思います。ダウはアメリカを代表する約30社の株価平均ですが、S&P500指数は指数の名前の通り約500社の株価の時価総額加重平均で求められています。
一言でいうと、ダウがアメリカ株式市場の中でも、限られた代表中の代表のみの単純平均を表すのに対し、S&P500はアメリカ株式市場の大型企業の約80%をそれぞれの割合に即して正確に表す指数です。
ダウとS&P500では、S&P500のほうが分散が利いていて自分好みです。
バンガード
運営会社はバンガードです。バンガードの創始者のひとりのジョン・ボーグルはインデックス投資の生みの親ともいうべき人物で、徹底的に投資家のためになるようなインデックスファンドの設立とそのようなインデックスファンドの普及に務めた伝説的人物です。
そのような文化的背景から、会社の仕組み自体が投資家と株主の利益相反が起こりにくい構造にしてあったり、徹底的に低コストな商品を出して、さらにそれをどんどん低コストにしていくという経営姿勢に非常に好感が持てる運営会社です。
チャート
過去の値動きは必ずしも将来を予測する上での根拠たりえないことは承知の上なのですが、以下のチャートを見ると、この銘柄に投資すると長期ならよほどのことがない限り、期待を裏切られないのでは…と感じます。
赤線がVOOが設定されて以降のVOOの値動きなのに対し、青線はS&P500の値動きです。
すごいのは、2000年のITバブル崩壊、20007年のリーマンショックのそれぞれの株価大暴落のハンデを数年で乗り越え、トータルで1990年から27年で677%の値上を実現しているということです。これは、低く見積もっても資産が7.77倍になるという結果ですし、実際にはVOOは年率2%前後の配当を出すので、それを再投資していれば、それらの複利効果はさらなる大きなリターンをもたらしているでしょう。
このような点からVOOをアメリカ株投資の核として進もうと思っています。基本的に買いっぱなし、売ることは無いと考えているので、今後は特に動きは無いかと思います。年末に今年度の投資成績を改めて見直すまでは、放置ですね(笑)
じっくり焦らず進んでいきたいと思います。