2017年度NISA口座の120万円の枠の内、約30万円分をVTIに投資しました。
VTIとは
VTIはアメリカ株式市場の約4千銘柄に分散投資できる、アメリカ株式市場そのものに対して投資できるような、バンガードが運用するETFです。
連動指数は?
VTIは、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」という指数に連動するETFです。ニュース等で聞くことはまず無いであろうマイナーな指数です。具体的にはアメリカの約4000社を含む指数で、VTIを購入することで、アメリカ株式市場そのものを買うに等しいETFです。S&P500がアメリカ株式市場の約500社を対象とするのに対し、4000社という8倍の圧倒的分散性と、S&P500に含まれない中小小型株が含まれる点が特徴的でしょうか。
このVTIもVOOと同等かそれ以上に素晴らしいETFで、投資の中核に据える価値が極めて高い銘柄といえると思います。
バンガード
運営会社はバンガードです。S&P500連動のVOOでも出てきたバンガードです。VOOと同じようにVTIも非常に人気が高い銘柄で、運用金額は順調に伸びており、それに伴いしっかり手数料を下げていってくれているという点でとても好感が持てます。
チャート
VTI(赤線)とS&P500指数(青線)(=VOO(緑線))を比較すると、このチャートの期間だと、若干VTIのほうが成績が良いですが、このレベルだともはや誤差レベルかと思います。
VOOに比べて早い時期に設定されていることがわかります。VTIはバンガードが初めて出したETFで、バンガードではいまだにVOOよりも運用高が大きい状況です。それだけ人気があるということですね。
VOOと似た値動きであることもわかります。S&P500でアメリカ株式市場の大部分8割くらいを占めており、VTIはそれにさらに中小型株を加えてアメリカ株式市場の9割以上を網羅しているという構成なのである意味当然ではありますが。
小型株を含む分、景気上昇局面での上昇幅は大きく、逆に景気後退局面での下落幅は大きいイメージでしょうか。
とはいえ、やはり、VOOと同じく、右肩上がりの成長市場を感じさせてくれるチャートです。このような右肩上がりの成長の恩恵を、低い手数料、単純な戦略(買って持ち続けて、配当を再投資するだけ!)で全面的に得られるのがアメリカ株式市場へのインデックス投資の醍醐味であることを強く再確認させてくれる銘柄といえるでしょう。
以上のような点からVTIもアメリカ株投資の核として進もうと思っています。基本的に買いっぱなし、売ることは無いと考えているので、今後は特に動きは無いかと思います。年末に今年度の投資成績を改めて見直すまでは、放置ですね(笑)
じっくり焦らず進んでいきたいと思います。