自分のポートフォリオの最も重要な部分となるETFについて、投資に値すると考えるものをここにまとめておこうと思います。
自分の考えとして、アメリカ市場の長期的な成長を強く確信していることから、アメリカの株式市場に広く分散投資できるETFを長期的に購入し続けるとともに配当を再投資していくことを基本戦略としています。
目次
ETF
アメリカ株式市場
まずは、最も万人向けと言えるであろう、アメリカ株式市場の指数S&P500に連動するETFをご紹介します。自分自身の投資方針とも完全に合致しており、これらETFのどれかを定期的に確実に購入していこうと考えています。
S&P500指数へ連動
VOO
運営会社はバンガードです。低コストで良質なETFを運営しています。以外なことにバンガードはETFのジャンルでは若干後発ですが、インデックスファンドという観点では元祖となる存在です。経費率は0.04%と非常に安く抑えられており、日本の投資信託が0.2~0.6%程度であることと比較して10分の1です。こういった点にも日本とアメリカの投資文化の成熟度合いの差を見て取れ、アメリカでの投資の優位性を感じます。
IVV
運営会社はブラックロックです。こちらも低コストで良質なETFを数多く運営しています。ETFにおいてはバンガードよりも先行して商品群を充実させてきた印象があります。気になる経費率ですが、バンガードのVOOと同じ0.04%です。ETFは、その仕組み上、必然的に類似の商品となり、違いは、規模と経費率のみです。バンガードとブラックロックのETFはどちらの規模も問題無く大きなレベルなので、あとは経費率のみの違いで、両者ともにそこを意識して熾烈な競争が展開されており、そこが投資家の利益につながるというすばらしい環境ができあがっています。
より広範囲な分散性
前述したS&P500連動のETFではアメリカの主要大企業約500社への分散投資が可能ですが、アメリカの株式市場のほぼ100%といっても過言ではない4000社に分散投資できるETFもあります。こちらは、CRSP US Total Marketという指数に連動するETFです。こちらもやはり自分の投資先として選択肢に入ってきます。
VTI
運営会社はバンガードです。このVTIはバンガードが初めて世に出したETFです。これ一本でアメリカ株式市場すべてに分散投資できるといっても過言ではない、すばらしいETFで、キャピタルゲイン、インカムゲインともに狙える、これぞインデックス投資という王道中の王道と言えるETFです。
高い配当利回り
投資の出口を考えた際、キャピタルゲイン前提の銘柄の場合、どこで売却するかが非常に重要で難しいです。しかし、高い配当利回りの銘柄の場合、生涯に渡って売却せず保持し続け、配当利回りによる収入を自分年金的に活用することも可能です。そのような銘柄として以下のようなものがあり、こちらもやはり自分の投資先として選択肢に入ってきます。
VYM
運営会社はバンガードです。構成銘柄はVOO、VTIと近いですが、配当を出していない企業が含まれていません。配当がある分、景気後退局面でも踏みとどまれる強さがあると期待したいですが、金融銘柄を多く含むため、景気後退局面では景気の影響を強く受けて大きく下がってしまうかもしれない側面もあります。
HDV
運営会社はブラックロックです。VYMと比べ、エネルギーセクターが多く、今後のエネルギー事情による変動は考えさせられます。
増配に注目
VIG
運営会社はバンガードです。配当の中でも増配に着目したETFです。
対象を挙げてみて思うこと
対象を挙げてみてやはり感じるのがアメリカの株式市場や投資環境の魅力です。
投資対象として非常に魅力的な切り口(指数、戦略)が複数取れ、それぞれに対しファンドの運営会社が投資家の利益につながる良い商品開発にしのぎを削るという、投資家にとって極めて健全な競争が活発に行われています。