平成の終りにこれまでの人生と投資についてまとめてみました

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とうとう平成も、後、わずかを残すのみとなりました。平成から令和に変わって、何かが大きく変わるというわけでもないのですが、なんだか感慨深いものがあるのは不思議ですね。せっかくですので、私、サラリーマン投資家の平成での思い出を簡単にまとめてみようと思います。

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これまでの人生

誕生~保育園~小学校

実は、生まれた年は、平成ではなく昭和です。そして、私が小学校に入ったときには既に平成がはじまっていました。正直、当時のことは、あまり覚えていません。印象に残っているのは、病をこじらせて、数か月間にわたって病院に入院していたことや、骨にひびが入るような大けがをしてしまったりといったことですね(笑)

世相的には、まさに、日本のバブルが崩壊していく期間そのものだったといえるでしょうか。正直、当時の私の認識では、経済についての実感を得ることはできませんでした。しかし、今となっては、両親も、それなりに世間の荒波の影響を受けたのだろうな…ということが、察せられます。これについては、厳しい時代の中でも、しっかりと育て上げてくれたことには、感謝…としか言いようがありません…。

中学校~高校

平成の3分の1くらいから6年間、この間は、部活動と軽音楽に熱中しましたね…。あのバイタリティは今となっては信じられないほどでした。

部活動については、すごく練習しまくって、結構いい成績を残せたと思っているのですが、上には上がいるのだな…という挫折を経験した思い出でもあります。

音楽については、GLAY、L’Arc-en-Ciel、ゆず等にはまりました。弾き語りしたり、アマチュアバンドを生徒同士で組んでエレキギターを弾いたりしましたね。学園祭等にも出ることができて楽しかった思い出はすごくあります。

世相的には、うーん、どうだったんだろう(笑)正直、当時のニュース等に関して、これといって印象に残っているものがないんですよね…。今から振り返ってみるとITバブル真っただ中という状況だったと思うのですが、当時に、そのような印象を感じたことは一度もありませんでした。

自宅には、中学校のはじめ頃にWindows95のパソコンが導入されたのですが、インターネットにはつながっておらず、パソコンの威力を自分も家族も当時は認識できていなかったというのも少し面白い思い出ですね。

大学

そして、大学の理工学系へ進学します。私の入った大学は、超自由な雰囲気で、半年くらいで一瞬で堕落しました(笑)講義は超絶さぼり気味。必要なレポートや試験だけは何とかギリギリクリアして、無事4年で卒業できたのは、かなりすれすれで、今思えば冷や汗ものでした…(-_-;)

大学では、パソコンとインターネットの威力にどっぷり漬かりましたね。初めてパソコンを起動してインターネットにつながった時の感動は忘れられません。ちょうど、W〇nnyといったツールが流行っていたこともあり、映画やアニメをダウンロードしまくって、貪るように視まくったことを覚えています。今思えば、W〇nnyはブロックチェーン的な思想が垣間見えるところもあり、自分が(良くも悪くも)ブロックチェーンに深くはまったきっかけの一つといえるかもしれません。

今となって非常に後悔しているのは、さぼりによって生み出した、超絶貴重な余裕時間を漫然と過ごしてしまったことです。今の自分が当時に戻れるなら、webの世界へのチャレンジ(ブログ、webアプリケーション制作等)に大きな時間を費やし、法人を作って色々やってみる等の活動に時間を使ったでしょう。

世相的なところとしては、初めて親元を離れ、一人暮らしをし始めたことで、景気の良し悪しには若干意識が向き始めていたような気がしますが、それほどピンと来ていたとも思えません。当時のことを思い起こすと、景気は意外と悪くないという印象だったと思います。

世相的なところで、唯一、大きく印象に残っているのは、9.11のテロでしょうか。正直、唖然とする気持ちだったとしか言いようがなかったのですが、恐ろしい時代が始まるのかもしれないという漠然とした不安はありました。

大学院

さて、大学卒業後ですが、全く社会に出ていける気がしなかったこともあり、大学院への進学を決意し、幸運にも大学院への進学試験に合格することができました。しかし、ここからが大変でした。性格が適当で、大学での学びも適当だった自分に、大学院生としての研究活動や論文の執筆活動は、本当に苦痛でした。研究で必要な実験も立て続けに失敗し続けていて、無事卒業できたのは、教授の恩情と幸運によるところが大きかったと思います。

なお、研究生活のあまりのつらさに、現実逃避の一環としてスキーに目覚めました(笑)若さの力もあり、体力の続く限り、スキー場に通いつめましたね…。チケットはシーズン券、道具はシーズンレンタルで、定額で本当に滑りまくったのはいい思いでであると同時に、現実逃避の苦い思い出でもあり、複雑な気持ちです(笑)

研究生活はさんざんだったものの、就職活動は上手くいき、第一希望の会社から内定をもらうことができたのも、非常に幸運だったと思います。

しかし、世相的には、就職が内定した後、リーマンショックがやってきました…。今思えば、大変恐ろしい状況だったと思うのですが、当時の自分の印象としては、就職内定した後で良かった~という気持ちしか持てなかったですね…。

就職

リーマンショック真っただ中に就職したのですが、リーマンショック直後しばらくは、ボーナスが極めて少なかったり、減産のため、工場の稼働日が減って休みが増える等、社会人なり立ての当時の自分から見ても、これは景気やばいんだな…と感じることができる怖さがありました。

仕事については、これまた、なかなか辛かったですね…。どうすればいいのかわからないのに聞けない…。…で適当にやったり、放置したりして、それで問題が起きて、怒られ、さらに萎縮して聞けない…という負のスパイラル…。

技術系の仕事は、技術力が重要だと学生時代には思い込んでいたのですが、日本での仕事だと、前提としてそれなりに高いコミュニケーション能力が必要な場合が多く、技術的に難しい問題を解決する能力はほとんどの場合で必要とされないというのが、会社生活を10年くらい続けてきた印象です。

その後、数年で、景気はいったん持ち直した印象はかなり強く、これで何とかなるのかな?と思った矢先の東日本大震災…。。。私が勤めている会社のSCMはそれほど大きな影響を受けていなかったのですが、自然災害が多い日本という国に色々感じることが多くなりました。

そのころからでしょうか。将来に漠然とした不安を感じるようになったのは…。決定打が何だったかは、もう、忘れてしまったのですが、2015年頃から投資を始めました。

投資

国内株式の個別銘柄

まず最初にやったのは、日本の株式の個別銘柄への投資でした。資金が限られる中で、分散を意図して、端株を30銘柄くらい買ってみたという感じでした。しかし、日々、訳も分からず乱高下する日本の株価にあっというまに消耗し、1か月くらいでやめてしまいました。

米国株式の個別銘柄

その後、米国株について、はちどうさんのブログで情報を見つけてトライしてみることにしました。いわゆる高配当&ディフェンシブ銘柄と呼ばれる銘柄群に5~10万円ずつくらい10銘柄くらいに分散投資しました。しかし、2016年のトランプラリーというイージー相場にも関わらず、自分のポートフォリオはプラスマイナスゼロな結果で、課題を感じていました。

インデックス投資、米国株ETFへの出会い

米国株自体には可能性を感じていたものの、自分の投資センスや投資戦略には課題があると感じていたころ、たぱぞうさんのブログ、水瀬ケンイチさんのブログ、書籍「お金は寝かせて増やしなさい」、バフェット太郎さんのブログに出会いました。

投資センスや戦略に自信が無くても、資金力がそれほどなくても、確固たる意志を持って取り組むことで、未来を見据えた適切なリスクをとった資産形成の可能性があることを様々な形で教えてもらったと思います。

「インデックス投資」「インデックスファンド」「ETF」「高配当株投資」といった選択肢を知っているか否かは資産形成の成否に大きな影響を与えると思い、今でもインデックス投資、米国株ETFを用いた積立投資を継続中です。

黒歴史その1 仮想通貨

資産形成としては、完全に黒歴史になりつつある、仮想通貨についてのお話です。今でも私は定期的に仮想通貨を買い続けていますが、正直、資産形成目的としては、他の人にオススメするのは難しいですね…。

しかし、ブロックチェーンのテクノロジーについては、まだ、期待を持っており、独学で開発を学んだりもしています。

技術的な観点から、開発手法を学んだり、ブロックチェーンを活用した新しいサービスを作るという観点では、非常に大きな可能性がある領域と思うので、単純に買い集めるのではなく、技術を学んだり、新しいビジネスを考えることにリソースを割くのは大変オススメです。

黒歴史その2 ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングでは、デフォルト案件&筋の良くない業者に、かなり、やられてしまいました…。これは高い利回りにつられて、業者や案件のリスクをきちんと見積もれなかった自身の甘い判断によるところが大きいと反省しています。ソーシャルレンディング自体には、新しい経済運営の一機能として期待しているのですが、投資先としては、しばらくは見送ろうと思っています。

まとめ

いざ書いてみると、まとまりのない、ダラダラとした文章になってしまい、少し締まらない感じもしますが、平成最後のブログ投稿はこんな感じで、次の投稿は令和になるでしょう。令和の時代も、引き続き、資産形成もそれ以外も頑張っていきたいと思います。お付き合い頂きありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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