ステート・ストリートの低コストETF日本上陸…バンガード、ブラックロック以外の第三の選択肢

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少し前の話ですが、嬉しいニュースがありました。S&P500に連動するETFのSPYで有名なステート・ストリートから、日本の証券会社で購入できる低コストなETFのラインナップが追加されるようです。

私、サラリーマン投資家もこれまであまり詳しくなかったので、勉強がてら、少し整理してみました。

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ステート・ストリートとはどんな会社?

STATE STREET GLOBAL ADVISORSは、世界初のETFを立ち上げたことで非常に有名です。その名は「SPDR S&P 500 ETF」でティッカーシンボルは「SPY」です。ETFという、金融での、革命的な新商品の先駆けとなった会社なのです。

1993年に設定され、ETFという革新的な仕組み、低コスト、SPYという印象的なティッカーシンボルによって大きな人気を獲得しました。設定から25年たった今でも、最も資産総額の大きなETFであり続けています。

ステート・ストリートには若干高コストな印象が…

SPYの経費率は、0.0945%/年と、十分安いです。しかし、競合のバンガードやブラックロック等の0.04%/年と比べると若干高く、SPYの開始タイミングの先行優位性による圧倒的な資産総額以外には、あまり見るべきところが無いと、私、サラリーマン投資家は思っていました。

唯一、資産総額の巨大さによる流動性の確実な確保という点については、大規模な資産を扱う機関投資家にとっては重要ですが、一弱小個人投資家である、私、サラリーマン投資家にとっては、さほど価値が無いと思っていました。(IVVやVOO等のメジャーなETFの場合という前提です。ETFの優劣において、資産総額の大きさ≒流動性の確保は極めて重要ですが、IVVやVOO等といったレベルの資産総額があれば、個人投資家が心配する必要は無いと思うという意見とご理解ください…)

ステート・ストリートにも、徹底的に低コストを追求したETFラインナップがあったなんて知らなかった…

徹底的な低コスト設定…バンガード、ブラックロック同等以上?

しかし、今回、新たに、日本から購入できるようになったETFの情報を見て驚きました。バンガードのVTIと類似の商品である、ステート・ストリートのSPTMの経費率が0.03%/年で提供されているではないですか!(VTIは0.04%/年)

これは、どうも、本気で、バンガード、ブラックロックというETF二大巨頭の牙城を突き崩そうと攻めてきているように見受けられます。

他にも様々なラインナップがあり、どれも徹底的に低コストが追求されているように見えます。

ぶっちゃけ、バンガードやブラックロックのETFと比べてどうなのか?

乗り換える必要性は薄そう?

まず、乗り換えるほどの差はないと思います。0.04→0.03%/年の信託報酬の差は、結局わずかなものとなり、乗り換えにかかる手数料、税金の支払いのコストを考えると、既に保有しているバンガードやブラックロックのETFから乗り換える必要性は薄いでしょう。

今後の積立をステート・ストリートのETFに変える必要性は?

結論から言うと、変えなくてもいいし、変えてもいいと思います。

確かにステート・ストリートのETFのほうが信託報酬が安いものがあり、魅力的ですが、このレベルのわずかな差ならば、それ以外の要素の方を考慮に入れるべきでしょう。以下に、私、サラリーマン投資家の意見を書きましたが、「正直、どっちでもいいな…」というレベルです。どちらにするか迷うのは、あまり意味が無いので、スパっとどちらかに決めてしまってよいと思います。

バンガードのVTIとステート・ストリートのSPTMとの比較

分散性とコスト

類似の指数ですが、厳密には異なります。バンガードのVTIのほうが、ステート・ストリートのSPTMよりも、より分散が効いた銘柄構成となっています。

分散性に優れたバンガードのVTIか、分散性ではバンガードのVTIには及ばないものの低コストなSPTMか。正直どちらでもそんなに結果は変わらないとは思いますが、私、サラリーマン投資家の好みは、分散性に優れたVTIです。

資産規模(=流動性)とコスト

バンガードのVTIの方が、ステート・ストリートのSPTMよりも資産規模は大きく、流動性は高いです。とはいえ、SPTMも資産規模としては十分ですし、今後の資産規模は、もしかするとVTIをしのぐ可能性もあるのかもしれません。私、サラリーマン投資家の好みは、この点でも、やはり、VTIです。

ポートフォリオが乱雑になってしまうデメリット

現状既に保有している、バンガードやブラックロックのETFはそのままに、今後購入していくETFをステート・ストリートに変更した場合、銘柄が一つ増えてしまい、管理が面倒になってしまうかもしれません。(ちょっと、ものぐさに過ぎる意見かもしれませんが…)

信託報酬0.01%/年程度の差なら、ポートフォリオをシンプルにできるメリットもバカにならないかな…と個人的には思っていますが、このあたりは完全に個人の好みの範疇ですね。

商品保有者にメリットが継続して出やすいバンガードの仕組みの優位性

低コストETFの運用の巨頭は、ブラックロック、バンガード、ステートストリート等が非常に有名ですが、唯一、バンガードのみが少し変わった形態となっています。

バンガードの商品の保有している投資家=バンガードの株主という関係になっており、バンガードは株主と個人投資家の利益相反が起きにくい構造になっているのです。

これは、構造的に、「個人投資家にとってより良いサービスを安定して提供し続ける方向の力が働きやすい」ということを意味すると、私、サラリーマン投資家は考えています。それゆえ、私はバンガードの商品を好んで選んでいます。

そうはいっても、大切なのはそれだけじゃないよね…というレベルの話なので、好みの範疇の話ですね。

運用会社の分散

「自身の保有する商品が、全部バンガードの商品になっていた!」みたいな状況が気持ち悪い人もいるかもしれません。そういう人にとっては、より信託報酬の安い、別の選択肢はとても魅力的かもしれませんね。

まとめ

低コストな商品の選択肢が増えることは大変喜ばしいですね。私、サラリーマン投資家の個人的な好みでは、現状積み立ててきたバンガードの商品からステート・ストリートの商品に変えるつもりはありませんが、新しく始めるような方にとっては、極めて魅力的な選択肢となるでしょう。

元祖ETFの会社の底力に期待しつつ、今後も資産形成の道を前へ前へ進んでいきたいと思います。

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