投資と投機の違いと、(投機的?)投資ブロガーのブログの面白さについて考えてみました

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昨年〜今年にかけて、普段、非常に参考にさせて頂いている投資ブロガーの方々が、立て続けに良い本を出版されていて嬉しいです。(それら書評はこちらこちらをどうぞ。)

これらの良質な資産形成に役立つ情報と比べ、インターネット上には「すごい…(←自分の意見としてはあまり褒めていません。もちろん、感じ方は人それぞれ自由です。)」としか言いようが無い、トンデモ情報もあります。

今日は、これまで、自分が「すごい…」と思ったブログを紹介させて頂き、投資と投機の違いや、それでも我々を惹きつけて止まない投機的ブログの魅力について、少し考えてみようと思います。(かくいう自分も仮想通貨に投機?していると言われれば否定できないので偉そうに語るな…と怒られてしまうかもしれませんね…)

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サラリーマン投資家の印象に残っているトンデモ投資(投機?)ブログ

1位:GEとともに生きる ( ゼネラルエレクトリック坊やさん )

GEとともに生きるに対しての所感

一時期、ブログ村の米国株ジャンルでトップを走っていた、非常に有名なブログです。バフェット太郎さんにブログでボコボコにされていたのを記憶されている方も多いのではないでしょうか。自身の持ち株のGEの株価が低迷していく過程の心情を綴った文体は、ハチャメチャではあるものの、不思議な魅力を放っていたように思います。当時のブログは閉鎖され、新しく、こちらのブログを始められたのでしょうか。今後の展開を実は楽しみにしている自分がいます。

ゼネラルエレクトリック坊やさんのポートフォリオについて

以下のようなポートフォリオをブログ上で公開されています。自身が当初、ゼネラルエレクトリック坊やさんに抱いていた印象より、投機的ではないポートフォリオのように感じています。株価の下落を辛抱強く我慢し、配当を適切な銘柄に再投資し続けることで、かなりの確度で良い結果を得られるのではないか?と思いました。

2位:アマゾン株投資で資産形成 ( アマゾン花子さん )

アマゾン株投資で資産形成を読んだ所感

米国株ブログに新星が爆誕した予感がしました。特に以下の初回記事は様々な意味で興味を持って読ませていただきました。

典型的な「ハイテクグロース株への集中投資スタイル」といったところでしょうか。自分には、これまでも、これからの人生においても、到底真似のできない尖ったスタイルです。正直、尊敬するレベルですが、本当に大丈夫?という気持ちは拭えません。

非常に印象的だったのは、以下の箇所です。引用させて頂きます。

数ある投資対象の中で最適な投資対象は何でしょうか?つみたてNISAでラインナップされた投資信託という解もありますが、所詮ローリスクローリターンです。やはり投資対象はローリスクハイリターンであるべきです。ブランド価値が認められ複数の稼ぎ頭を持つことからローリスクで、今なお成長し続けてハイリターンが期待される企業に投資するべきです。そんな都合の良い企業が存在するわけないじゃないか、と思われるかもしれません。しかしこれがあるのです!

Amazonです。

投資家の欲望を非常に的確に捉えたフレーズだな…という点で、非常に印象に残りました。

アマゾン花子さんのポートフォリオ

こちらに関しては、まだ明確にブログ上で公開されているわけではないようですが、ブログのタイトル的には、アマゾン100%のポートフォリオなのかもしれないな…と思っています。

上述する2ブログに感じること

感情的

もちろん、ブログのブランディングの側面があることは理解できます。しかし、綴られている内容が非常に情感豊かなのです。それが文章としての魅力を放ち、独特のブログの良さを出していることは「素直にスゴイ」とは思いますが、投資に関わる情報として読者の役に立つか…という観点だと、考えさせられるなあ…と思います。実際の投資では理性的な判断が非常に重要だと思います。

短期的視点が強く、長期的視点が少ない

短期的な含み益や含み損に対する言及が多かったり、こだわりが強そうだったりする印象を感じます。もしかすると、長期的にもうまくいくかもしれません。しかし、その道のりは極めて険しく、その道のりから脱落せずに成功するためには、運、実力ともに、大きな力が必要でしょう。

集中投資

ゼネラルエレクトリック坊やさんのポートフォリオは、自分がかつて持っていた印象(GEへの集中投資だと思っていました)より、だいぶ分散されているようです。しかし、アマゾン花子さんのポートフォリオは(現段階では私の思い込みかもしれませんが、)アマゾン100%のようです。このような集中投資は、有事の際に投資家に避けようの無い大きな含み損をもたらします。(自分も含め)多くの投資家は自分が思っているほど、リスク許容度は高くなく、そういった際に持ち株を投げ売りしてしまうなどの愚かな行動に走りがちだと思うのですが、皆様はどうお考えでしょうか。

投資と投機の違いについて

投資と投機の違いについては、一般的に、以下のように説明されることが多いと思います。

「投資は、長期的な成長が見込まれるものに資金を投じること」

「投機は、相場の変動を利用して利益を上げること」

ゼネラルエレクトリック坊やさんのスタイルは、投資と投機の間では意外と投資よりなのかもしれない…と感じています。ただし、コメントや心情からは、投機的印象を強く感じます。

それに比べて、アマゾン花子さんのスタイルは、アマゾンの長期的成長を信じて資金を投じているわけですから、投資とカテゴライズされるでしょうか。しかし、あまりにも一点集中投資であると個人的には感じており、自分から見ると投機的な行為に見える…という不思議な感じです。

願わくば皆で資産形成に成功できると良いですね…

全体的に、批判的な記事になってしまいました。とはいえ、どのような手法がうまくいくかは、事前には誰にもわかりません。多くの日本人の方々が、資産形成に取り組み、成功できると良いな…と思います。しかし、資産形成の王道は、地味で退屈なものだと思います。最初に取り組まれる手法としては、そういった地味で退屈な王道を着々と歩む道をオススメします。

こんな記事も書いています。

自分自身が師匠と仰いでいるブロガーの方々の紹介記事です。この方々のブログ記事をしっかり読み込むだけで、再現性の高い堅実な投資の基礎知識はバッチリと言っても過言ではないでしょう。

尊敬する投資ブロガーの皆様
インデックス投資については、投資を始めたり、その後続けたりするのに、最初に自動積立の体制さえ作ってしまえば、意外とすることはありません。 ...

「バビロンの大富豪」という本の書評です。この本は、投資以前の、「お金と人生に対する考え方」を啓蒙してくれる非常に良い本です。人生の早い段階にこういう本に出会いたかったな…と個人的には感じています。

書評:バビロンの大富豪「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
自分の趣味の一つに読書があるのですが、投資を始めるまでは、お金関係の本を読むことは一度たりともなく、小説や漫画を読むのが好きでした。しかし、...

堅実な資産形成の第一歩はインデックス投資からをオススメします。入門書として最もオススメなのは、水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」です。確定拠出年金や積立NISA開始時の学びにオススメです。

書評:お金は寝かせて増やしなさい
インデックス投資ブログとして有名な、「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」の管理人の水瀬ケンイチさんが単独で出版された書籍ということで、非常に...