3月になり、まだまだ冬らしい天気が続くものの、春を感じさせることも増えてきました。春といえば新生活スタートの季節。来月の4月には、社会人としての一歩を踏み出すことになっており、期待と不安に胸を膨らませている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そういった新社会人の方々に向けて、これまでの人生で、だれも本音で教えてくれなかった「お金に関する実践的な知識」をお伝えできると嬉しいな…と思い、この記事を書きました。第一弾として、先取貯蓄の重要性をお伝えしたいと思います。
目次
先取貯蓄の重要性
稼いだものは、すべてその一部を自分のために取っておく
まず、すべての基本となる考え方ですね。何をあたり前のことを…と思われるかもしれません。しかし、この当たり前のことが、意外にもしっかりできないからこそ、世間の中でお金持ちになれる人が限られてしまうのではないでしょうか。
確実に貯蓄するためには、先取貯蓄が有効です。具体的には、生活に使うお金を管理する口座とは別の口座に自動的に給料が振り込まれるよう、社会人生活を始めた早い段階で、貯蓄用の第二口座への給与自動振り込みを設定すべきだと思います。
ネットバンクの口座を早めに作っておく
社会人になると、銀行の窓口営業時間は、仕事で動けないことが多いと思いますので、大手の店舗型銀行だけでなく、ネットバンク口座も開設しておくと良いと思います。大手の店舗型銀行については、勤務先から給与振り込みの都合上、指定がある場合が多く、さほど悩みは無いと思いますが、ネットバンクについては、資産運用サービスとの連携に優れた以下の2行がオススメです。両口座とも作っておくことをオススメしますが、まずはどちらか一行だけでも良いので作っておくと、今後のマネーライフの選択肢が広がると思います。
オススメのネットバンク
楽天銀行
楽天系サービスの楽天市場、楽天証券等との連携やポイント還元等のメリットが大きく、万人にオススメできるバランスの取れたネットバンクです。楽天系サービスは多岐にわたるため、楽天系サービスを生活の様々なシーンで合理的に活用していくことで、ポイント還元のメリットをうまく得ることもできるでしょう。
住信SBI銀行
手数料、サービス内容等バランスが取れたネットバンクです。住信SBI証券との連携もスムーズで、万人にオススメできるネットバンクです。
クレジットカードを賢く使う
次は、クレジットカードの話です。クレジットカードはとても便利ですよね。利用金額に応じたポイントが還元されるのもうれしいです。しかし、クレジットカードの利便性は、先取貯蓄の大敵です。本来、先取貯蓄するはずだった金額まで、クレジットカードの出費で容易に使ってしまえるからです。
固定費の支払いに活用する
そういった特徴を踏まえたクレジットカードの賢い使い方としては、固定費の支払いに活用し、自身がコントロールすべき日常的な生活費の支払いには使わないというのが、最初は良いのではないでしょうか。
日常的な支払いは、ひと月に一回、決めた額の現金を引き出しておき、泣いても笑ってもそれで収まるようコントロールするところから始めてみてはいかがでしょう。ひと月だとコントロールがしんどいという場合は、一週間に一回等でも良いと思います。この時、先取貯蓄の口座の金額には手をつけないようにしましょう。
いずれ生活スタイルが安定してきて無駄な出費を避けられる自信が出たら、もう少しクレジットカードを日常的な支払いで有効活用していっても良いと思います。
リボ払いやカードローンは使わない
また、クレジットカードで注意すべき点としては、リボ払いやカードローンは決して使わないようにすることも重要です。これらは、超高金利の借金に他なりません。年率10%以上の借金と同等であるというと恐ろしさがより分かりやすいでしょうか。毎月の収入を上回る買い物は基本的にNGであるという当たり前の事実を忘れないようにしましょう。
オススメのクレジットカード
楽天カード
年会費無料で、楽天ポイントがたまり、楽天系列の様々なサービスに活用できる点が魅力です。カード作成難易度も低く、大学生や新社会人でもよほどのことが無い限り、作成時に問題になることは無いでしょう。楽天銀行口座の開設が完了し次第、楽天銀行口座を引き落とし先にして楽天カードを作っておくことをオススメします。