このブログを始めた当初は、IPOへは積極的にチャレンジしようと考えていました。しかし、今年前半IPOにいろいろチャレンジして、結果的に、タイトルの通り、IPOへの参加をやめようと思います。そこについて思うところをまとめてみます。
目次
やめた理由
当たらない!
正直これに尽きます…
個人的にそれなりの数の証券口座を開設し、できるだけ抽選本数を増やすように意識して半年間トライしたのですが、すべて落選😢
正直モチベーションを保てませんでした。
大きな資金が必然的に拘束されてしまう
1件あたり数万円~30万円くらいの資金が各口座で必要で、大きな資金が必然的に拘束されてしまう状況でした。当選が掴めるほど資金が潤沢なら、拘束金額とリターンのうまみが、十分割に合うと思うのですが、自分の資金力では他の運用に回したほうが確実なリターンにつながると感じました。
IPOは当選すると一見あたり数十%~200%くらいの確定利益が平気で出たりするので、とても魅力的なのですが、当選しなければゼロです。他の投資なら、もちろんリスクはあるものの利益はゼロにはならない可能性が高いです。ならばどうすべきかは自明に感じたというのが正直なところです。
大きな資金拘束がへっちゃらなくらいの資産状況と気持ちになれると違った景色が見えるのだろうとは思うのですが、少なくとも今の自分には無理と感じました。
スケジュール管理がクリティカルで正直しんどかった
各銘柄毎、各証券口座毎にどのタイミングに何をやる必要があるかがバラバラで、それらを管理して確実に実行するのがすごくしんどかったです。正直、自分のスケジュール管理レベルでは、本業やプライベートにスケジュール管理面で影響が出たと感じました。
どのIPOにどの証券口座で参加しどのように資金を移動させるかの検討が大変
特にこれがつらかった…。証券口座によっては、よく考えねば資金移動で手数料が発生したり、資金の移動に時間がかかって結局間に合わなかったり…。
心が折れました…。
やめないほうが良いと思う人
自分には無理(少なくとも今の自分には無理)でしたがつづけたほうが良いと思う人の特徴を書いておきます。皆さんも頑張れたらぜひ頑張ってください!
資金力のある人
絶対にそれなりの資金力が必要でしょう。必要金額は、そこまで手数をかけたくないなら最低500万円、手数をかけれるなら限界まで絞って150万円かな~と思います。
スケジュール管理が得意な人
複数案件、複数の証券会社のルール、スケジュールを把握し、適切な対応を取るのは結構しんどいので、この観点も必須だと思います。
細かい作業が苦でない人
正直こまやかな対応が必要と感じます。各証券口座のアカウント管理、スケジュールの把握、どの銘柄のどの証券口座に参加するのかの検討、それに間に合うよう口座間の資金移動を適切に行う、忘れずに各証券会社特有の手順をこなす等。正直自分には厳しい…と感じてしまいました。
IPO当選のための必須項目
最後にIPO当選のために必ずやっておくべきことをまとめます。庶民の中では、以下3点のツボを押さえた上で、粘り強く上記のような対応をできる人が当選を勝ち取っていくと思います。(自分には無理でした…。チャレンジされる皆様のご検討をお祈り申し上げます…。)
住信SBI証券の口座開設
住信SBI証券はIPO落選するごとにIPOチャレンジポイントがたまっていき、「これは爆益!」と思うIPOでチャレンジポイントを使うと、使ったチャレンジポイント多い人から順に当選が決まる仕組みがあります。この仕組みで、普段はIPO落選しても「将来の当選に1ポイント分近づいた!」と考え、ポイントがたまって、なおかつ良いIPOにめぐり逢えたときに「ポイント突っ込んで勝負!」しましょう!
大和証券の口座開設&株主優待利用
店頭型証券会社の大和証券ですと、通常のIPOでは、富裕層に分配されて終わりになるでしょう。しかし、大和証券の株式を定められた条件で持っていることにより、抽選本数が最大10倍になるという株主優待があります。ただし、それなりの資金が大和証券の株として拘束されてしまうので、豊富な資金のある人向けの話ですね…。
上記2証券会社と完全公平抽選の証券会社以外使う意味はおそらくあまり無い
上記2証券会社は外せないでしょう。それ以外ですと、完全公平抽選を掲げている証券会社(マネックス証券等、他にもいろいろ)にすべきです。それ以外の証券会社は、恣意的に優良顧客に割り当てられてしまうため、どうしようもないダメなIPO以外の当選はまず無いでしょう。