今日は仮想通貨のお話です。昨年度にICOに参加した以下のtokenpayという仮想通貨についての続報をまとめてみようと思います。「仮想通貨」×「ICO」という、超ハイリスクな世界の一端をご覧ください。
tokenpayのICOへの参加経緯は以下をどうぞ。
目次
経緯
ICO自体は早々に目標金額を達成
米国のICOに対する規制が考慮されたのか、アメリカからの参加者は締め出される等のトラブルがあったものの、無事目標金額が達成され、これ自体は参加者にとってグッドニュースだったのですが…。
サイバー攻撃を受けた模様
すでに設定していたはずの二要素認証を再設定するようメールが届く
さほど頻繁に管理ページにログインしていたわけではなかったため、どのタイミングで起こったのかは定かではないものの、ある日、管理ページにログイン時に、これまで必ず出ていた二要素認証の画面が表示されず、一発でログインできてしまいました。「ん?」と思い、確認したところ、二要素認証を設定してくださいというメールがきていました。最初、もしかして、誤ってフィッシングサイトに誘導されてしまったのか?と焦りましたが、そうではなさそうで、いろいろ調べた結果、サイバー攻撃を受け、二要素認証情報が消失してしまったのではないか?という状況のようでした。この時点で嫌な予感はしていたのですが…。
トークンがなかなか配布されない
トークン配布予定スケジュールを過ぎても、受け取れない人が続出で、2018/02/14時点現在、自分自身も受け取れていません。何か理由があるのか?と思っていたら、まさかの以下のような状況に…。
トークンの配布にあたり、あまりにもメンドクサイ&不明瞭なことを突然参加者に要求
どうやら、サイバー攻撃で失っていた情報は二要素認証のデータだけではなかったようです。結果として参加者が、トークンを受け取るためには、以下の情報をサポートチームにメールで提出することが必須である旨、メールが届きました。当然メールは英語で。正直「はあ!?」という気持ちが今も拭えません。参加者のコミュニティも荒れに大荒れで、今も混乱のさなかです。
- tokenpayダッシュボード画面のスクショ(おそらく以下を含む必要あり?)
- メールアドレス
- 送信したビットコインの総量
- 得られるTPAYの総量
- tokenpayトランザクション画面のスクショ(おそらく以下を含む必要あり?)
- メールアドレス
- トランザクションの情報(全行が入っていればよいはず?)
- ビットコインの送金トランザクションを示せる画像(おそらく以下を含む必要あり?)
- トランザクションID
- 送付元ウォレットアドレス
- 送付先ウォレットアドレス
- 送信したBTC数量
- 日時
返事来ないこと2週間くらい
上記スクショをぶつぶつ文句を言いながら英語メールしましたが、2週間くらい反応なし。情報を調べてみると、CEOのテレグラムにメッセージを入れてみるとよいという情報を見つけ、CEOに英語でメッセージ。3週間後くらいにようやく反応ありました。
トークンの配布はまだ
しかし、トークン配布には2月いっぱいくらいまでかかるという内容で、実際にまだ届いていません。早い人のところにはすでにトークンが届き、すでにPOSも始まっているようで、正直心はざわついてしまいます。
所感
スマートコントラクト基盤を利用していないICOには近づかないのが賢明かも…
もしかすると、うまくいってくれるのかもしれませんが、正直この件に関してはあきらめモードです。COMSA、QASHのICOがいかにしっかりコントロールされ、素晴らしいものだったかを再度痛感しています。イーサリアムやネムといったしっかりしたスマートコントラクトのプラットフォームにのっていないICOがこれほどストレスフルだとは正直思っておらず、今後はそういうICOには近づかないようにしようと心に誓いました。
やはり仮想通貨はメインの資産形成たりえないか…
やはり、これを感じてしまいます。メインの資産形成は、やはりインデックス投資を推奨します。仮想通貨は資産形成の観点からは取り組む必然性は薄いですし、取り組むにしてもあくまでも限定的な比率で余裕資金の中でも更なる余裕資金で少額で臨む心構えが必要ではないでしょうか。
インデックス投資の入門書としては以下の書籍がオススメです。