ネット証券以外の実店舗を持つ対面型証券会社とお付き合いするにあたって必要な意識 (4)各資産クラス毎の優良商品を知ろう…株式編

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顧客にとって真に有用な資産形成サービスを利用するには、実店舗を持っている対面型の証券会社を利用するのではなく、ネット証券会社を利用したほうが良い場合が多いでしょう。(抜きん出ているのは、住信SBI証券、楽天証券、マネックス証券等だと私は思います。これら会社の口座開設は、ネットから簡単にできます。)

しかし、対面型の証券会社を利用せざるを得ない場合もあるかもしれません。一昨昨日の記事ではコスト面から、一昨日の記事では金融商品の種類と傾向の観点から、昨日の記事ではアセットアロケーションの観点から、どのような意識で対面型証券会社とお付き合いすべきかを書いてみました。

今日は、第四弾として、アセットアロケーションで設定した各資産毎の優良商品を整理してみたいと思います。アセットアロケーションの各資産クラス毎の割合に応じて、以下で説明する商品を組み合わせる。ただそれだけで、シンプルで再現性の高い資産運用が可能なのが、インデックス投資の強みですね。

なお、以下の情報は、myIndexの以下のページを参考にさせて頂きました。(個別の商品の詳細を確認していないので、コストがトータルコストで無かったり、信託報酬が改定されていたりするかもしれません…ちょっと違和感のある数字も中にはありました。どこかで確認してリライトしますm(__)m)

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株式クラス

国内株式インデックスファンド

ETF

1475 iシェアーズ TOPIX ETFが信託報酬0.06%でトップですね。

投資信託

ニッセイ、三井住友が信託報酬0.16%でトップ。以降、0.17〜0.19%に7本の投資信託がひしめきあっています。

https://myindex.jp/search_fund.php?s=1&b=2015 

先進国株式インデックスファンド

ETF

1550 MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信が信託報酬0.15%で最安です。

投資信託

ニッセイ、i-SMTが信託報酬0.19%で最安、0.20〜0.25%に12本の投資信託がひしめきあっています。

新興国株式インデックスファンド

ETF

国内ETFとしては1658 iシェアーズ・コア MSCI 新興国株が信託報酬0.23%、海外ETFだとVWO バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETFが信託報酬0.14%で魅力的だと思います。

投資信託

EXE-iの信託報酬0.23%、楽天の信託報酬0.25%、以降0.29〜0.34%の中に7本の投資信託がひしめきあっています。

全世界株式インデックス

上記のように、国内、先進国、新興国の3つを組み合わせるのではなく、それ一つで全世界に分散投資できるようなインデックスファンドもあります。コストは少し割高となってしまいますが、簡単で便利です。

ETF

VTが鉄板銘柄として挙げられるでしょう。信託報酬0.1%という低コストで、これ1本で全世界に分散投資できるというのは非常に大きいと思います。

投資信託

EXE-iつみたてグローバル(0.14%)、楽天全世界株式インデックスファンド(0.24%)の2本が挙げられるでしょう。

前者はコスト最安ですが、販路が限定されており、資産規模の増大がゆっくりな印象を受けます。

後者は若干コスト高ですが、運用のシンプルさとコンセプトのわかりやすさと販路の充実により、着実に資産規模を増大させているという印象です。

次は債券クラスについても同様に紹介したいのですが、長くなってしまったので、明日の記事で紹介させて頂きます。

こんな記事も書いています。

アセットアロケーションについて書いた昨日の記事です。リターンではなくリスクから決めること。自分自身でしっかり考えること。これら2点が重要だと思います。

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コストにこだわろうということを書いた一昨昨日の記事です。インデックス投信なら0.1~0.2%くらい、ETFなら0.04~0.1%くらいにこだわりたいですね。

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