インデックス投資で資産形成に成功するための強さについて考えてみました

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私、サラリーマン投資家は、毎日、投資ブロガーの方々の、投資に関する記事を読むのを楽しみにしています。先日、たぱぞうさんのブログ記事の中で「実はインデックス投資というのは、ある意味強者の投資なのかもしれません。」というフレーズを見かけました。すごくそのフレーズが心に残っており、感じたことを記事にしてみました。

強者には様々なタイプがあると思います。「手元資金の潤沢さ」、「収入の多さ」等がイメージされやすいと思いますが、それ以外の「地道な強さ」も長い時間をかければ大きな価値を生み出してくれると思います。そんな地道な強さについてのお話です。

たぱぞうさんの以下記事から引用させて頂きました。

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資産運用における強さ

一般的なサラリーマンが獲得することが難しい強さ

資産運用での強さを考えたときに、私も含め、多くの人に真っ先に浮かぶのは、以下のような強さでしょう。これらを一般サラリーマンの方がリスクを取らずに獲得するのは非常に難しいと思います。

手元資金の多さ

資産運用において、種銭の多さは、圧倒的な有利さをもたらします。大きなリスクを取らずとも、それなりのまとまった金額の利益を上げることができるからです。しかし、一般サラリーマン、特に若者で豊富な資金力を獲得することができる人は限られるでしょう。

収入の多さ

手元資金が少ない場合でも、収入が大きければ、大きな金額を追加的に投資していくことができます。短期間で、それなりにまとまった金額の利益を上げたり、資産形成が可能でしょう。しかし、一般的な若者サラリーマンの給与では、大きな金額を追加的に投資していくことは難しいと思います。

一般的なサラリーマンが獲得できる強さ

上述した強さを、人生の若い時期に、無リスクに獲得できるサラリーマンは極めて限定的でしょう。では、私も含めた一般的なサラリーマンは絶望するしかないのでしょうか。そんなことは無いと思います。以下に一般的なサラリーマンでも獲得できると思う強さを挙げてみます。

勤勉に働き、節度ある暮らしをすることにより、収入の最大化と支出の最小化を実現するという強み

収入は自身だけでコントロールできない側面が大きいかもしれません。しかし、勤勉に働くことで、ある程度の成果を出せる時代の名残がまだ残っていると思います。

さらに、支出に関しては、大部分を自身でコントロールできるのではないでしょうか。「家計を見直し、資産運用のための投資資金を少額でも良いので捻出する」これは地味ですが、確かな強さであると思いますし、一般的なサラリーマンでも獲得可能な強さだと思います。

人生の残り時間の多さという強み

資産運用で極めて重要となる複利効果は時間の経過とともに指数関数的に効果を発揮します。5%の年利の運用を1年続けただけでは、ただ5%の利益にしかなりませんが、30年間に渡って積立運用を続けた場合は、105%の利益が出る計算です。元本に対して資産が2倍になるということです。

人生の残り時間を多く持つ若者サラリーマンは、誰しも、平等に、この時間という強さを持っているのです。これは非常に大きな強さであると思います。

知性と実践という強み

「少額でも良いので定期的な追加資金」、「人生の残り時間」というそれぞれの強みを持っていても、「何も知らない」&「何も考えない」ならば、それらの強みは活かされることなく人生が終わってしまうかもしれません。「問題意識を持って学び、自分なりに学んだことを腹落ちさせ、やってみる」そういう知性と実践が人生において大きな強みになるのは、資産運用に限った話ではないと思います。

継続するという強み

上述した強みを持っていても継続できなければ良い結果に結びつかないでしょう。これは意思の力とも言い換えられるかもしれません。資産形成においては、いずれ来るかもしれない、資産価格暴落時に当初の(長期的に見れば悪くない)方針を投げ捨ててしまわないことが非常に重要だと思います。「知性に裏付けられた自身の方針への確かな自信」「適度に楽観的な人生を楽しむ気持ち」「あきらめない気持ち」これらのバランスが大切でしょうか。

言うのは簡単ですが以外と難しいかも…

偉そうなことを言ってしまいました。自信がそういった強みを獲得し、資産形成を進められているかどうかというと、とたんに自信は少なくなってしまいます。しかし、一般サラリーマンの環境でも、自分自身の意識、行動次第でどれも実現可能なものだと思います。

今後もこういったことを適度に意識しながら(あまりにもいつも意識しすぎていたら疲れてしまいそうではありますが…(笑))、淡々と資産形成に励んでいきたいと思います。

こんな記事も書いています。

現代の日本は、様々な問題を抱えつつも、世界の中では恵まれた環境だと思います。しかし、この豊かさを将来に残すことができるかどうかは、今を生きる我々の意識と行動次第だと思います。

日本の会社で働き、米国株式市場に投資することの意味
投資による資産形成の重要性が叫ばれる昨今ですが、いざ投資を始めるにあたって、多くの投資家の方々が、まず、日本の会社に投資してみるのではないで...

一般サラリーマンが無理なく獲得できる強みは一見地味に見えるかもしれません。しかし、それらをすべて活かしたインデックス投資は、シミュレーションしてみると、我々に確かな希望を与えてくれているように感じます。

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インデックス投資の始め方をまとめてみた記事がこちらです。ざっくりとしたことしか書けていませんが、始めるにあたって考えることは色々あるが、適切な体制と方針で始めてしまえば、非常に楽で、手法的な難しさはありません。難しいのは、「続けること」でしょうか。

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