水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」を読み、確定拠出年金の運用方針を今年は変えようと思います。具体的には、「債権インデックスファンドの確定拠出年金での運用をやめること」、「株式クラスの地域間比率の見直し」の2点です。
前回の投稿では、「債権インデックスファンドの確定拠出年金での運用をやめる」と決めた内容について記事にしました。今回の投稿では「株式クラスの地域間比率の見直し」について考えたことと、確定拠出年金口座での今後の運用方針について記事にしたいと思います。
書評自体は以下をご参照ください。
これまでの確定拠出年金の運用に関する検討や記録については以下をご参照ください。
目次
全世界の時価総額にあわせて比率を設定するのがシンプルでわかりやすいと感じた
水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」でも触れられていましたが、資本主義経済の発展に伴い、持続的に発展していくと考えれば、全世界そのものの株式時価総額比率で設定するのがシンプルで良いと感じます。
先進国:新興国:国内=8割:1割:1割の比率が紹介されていました。
この数字について、オリジナルとなるような情報が何かないか調べてみた結果、以下のようなサイトを見つけました。
先進国(日本除く)、新興国、日本の時価総額比率詳細
結論としては、以下の表のような比率でした。
地域・国 | 時価総額 | 比率 |
全世界 | 45.9兆ドル | 100.00% |
先進国(日本除く) | 37.4兆ドル | 81.48% |
新興国 | 4.6兆ドル | 10.02% |
日本 | 3.9兆ドル | 8.50% |
確かに、大まかにみて、先進国:新興国:国内=8割:1割:1割の比率ですね。
自分の確定拠出年金の比率をどうするか
確定拠出年金開始時には、上記のような定量的な決定はできず、「米国株比率を高めるぞ!」「新興国比率を高めるのはちょっとこわいな…信託報酬高めだし…」「国内経済の今後はそこまで期待できないと思うから少なめにしよう…」といったフィーリングレベルで、先進国:国内:新興国=7割:2割:1割と設定しました。
今回、せっかく新しい考えやデータを知ることができ、その結論に非常に納得感があるので、時価総額比率を狙っての運用にしようと思います。少し細かいですが、まずは、今年は狙いを、先進国:国内:新興国=82%:8%:10%に設定し、毎年年初に上記サイトの世界の時価総額比率をチェックしてリアロケーション(リバランス)するようにしようと思います。
世界の時価総額比率チェックは正直5〜10年に1回くらいで良いと思うのですが、経済的な覇権が地域別にどのようになっているかを見てみるのは意外と面白かったので、年一回やる方向でルーチン化しようかと思います。
確定拠出年金の運用方針は自分の中ではかなり確立された
これで自分の中では、確定拠出年金の運用方針はかなり確立されました。あとは市場が大きく動いた時にも、淡々とこの方針を貫くのみです。
水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」の内容を参考にさせて頂き、納得の行く運用方針が立てられたと感じます。
確定拠出年金が会社で突然始まった方やiDecoやNISAや積立NISAやジュニアNISAなどを始めた方には、ぜひ一読をオススメしたいと思います。大儲けは難しいかもしれないけれども、じっくり淡々と長期に渡って続けることで、かなりの確度で資産形成に成功するであろうインデックス投資。もしまだ初めていない方は、水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」を片手に一緒に始めてみませんか?
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